






“ もしこれを放送できたら、世界が変わる——— ”
1968年〈プラハの春〉、ソ連軍の侵攻で放送局を占拠されても、市民と自由のために、真実の放送を続け闘ったラジオ局員たちの、緊迫の実話。
【INTRODUCTION】
世界中で若者たちの理想とエネルギーが爆発した1968年──ベトナム反戦運動、五月革命、文化大革命、日本の学生運動。ソ連の共産主義支配下にあった東欧のチェコスロバキアでも、若者たちがデモやチラシで民主化運動を起こした。その機運は国中に広まり、検閲の廃止や言論の自由が認められ、ついに“プラハの春”が訪れたと国民が思った矢先、ソ連がワルシャワ条約機構の軍を率いてチェコスロバキアに侵攻。軍は、当時の最大報道機関であるラジオ局を制圧し、「ソ連がチェコスロバキア国民を救出に来た」とフェイクの放送を流そうとする。しかし、ラジオ局の報道局員たちは、権力と戦車に立ち向かい、回線技術を駆使し、ラジオ局の外から真実の報道を続け、市民を励まし続けた。
この心揺さぶる感動の実話を描いた本作は、チェコ本国で8週1位、年間動員1位、国内映画年間興行成績1位、国内映画歴代2位と記録的なヒットとなり、チェコとスロバキア両国の国内最高映画賞16冠と圧巻の受賞。アカデミ一賞国際長編映画部門ショートリスト(最終15作品)に選出された。
【STORY】
チェコスロバキア国営ラジオ局の国際報道部は、部長ミラン・ヴァイナーの下、政府の検閲に抵抗し自由な報道を目指して活動している。亡き両親に代わり弟パーヤの世話をするトマーシュは、中央通信局で働いていたが、上司命令により報道部で働くことになった。それは、学生運動に参加している弟を見逃す代わりに、報道部とヴァイナーを監視する国家保安部〈StB〉に協力させるためだった。ヴァイナーや局員たちの真実を報道しようとする真摯な姿勢を間近で目にし、信頼され仕事も任せられるようになったトマーシュは、弟の心配と良心の呵責で葛藤する。やがて、“プラハの春”が訪れ、国民が歓喜する中、トマーシュは中央通信局に呼ばれ、驚くべき内容をラジオで報道するよう命じられる──。
ーー“プラハの春”の影響ーー
“プラハの春”は武力により1968年夏に数か月で制圧されたが、市民より生まれた民主化と自由を求める波は周辺諸国へと広がり、1989年にソ連の解体、東欧革命へと発展。またヨーロッパを越え、1979年の韓国「ソウルの春」、2010年のアラブ諸国の「アラブの春」へと影響を与えた。
監督・脚本:イジー・マードル
出演:ヴォイチェフ・ヴォドホツキー/スタニスラフ・マイエル/タチアナ・パウホーフォヴァー/オンドレイ・ストゥプカ
2024年/131分/PG12/チェコ・スロバキア/チェコ語
© Dawson films, Wandal production, Český rozhlas, Česká televize, RTVS – Rozhlas a televizia Slovenska, Barrandov Studio, innogy
上映スケジュール
| 1/21(水)〜1/25(日) | |||
| 10:00〜 | 13:00〜 | 16:00〜 | 19:00〜 |
| 「北の食景」 | 「ポンヌフの恋人」 | 「プラハの春 不屈のラジオ報道」 | 「HERE 時を越えて」 |
| 1/28(水)〜2/1(日) | |||
| 10:00〜 | 13:00〜 | 16:00〜 | 19:00〜 |
| 「プラハの春 不屈のラジオ報道」 | 「HERE 時を越えて」 | 「北の食景」 | 「ポンヌフの恋人」 |
【鑑賞料金】
| 通 常 | 会員 | |
|---|---|---|
| 一 般 | 1800円 | 1500円 |
| シニア(60歳以上) | 1400円 | 1200円 |
| 高校生まで | 1000円 | 1000円 |
※お得な鑑賞料金の会員システム >>『KINBOSHI VIBES』もご用意しています。
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